技術士第二次技術論文の書き方
1.論文を書く基本姿勢
(1)読みやすく書く
◇書きたいこと、書けることを書くのは自己満足でしかない
◇技術者ではない一般の人にも分かりやすく説明する姿勢と能力が問われる
◇試験委員は、自分の評価が受験者の合否に直結するという精神的負担の中で、
短時間で多くの答案を採点する
⇒技術士に求められる「コンサルタント能力」
(2)論理的に示す
◇論理的な記述ができるためには、表面の結果だけではなく、背景まで理解して
原因(理由)と結果をリンクさせる
◇論理的な思考を養うには、定点観測法で知識吸収の習慣を付け、知識データベース
で定着させる
⇒すべての事項に「なぜ?」と疑問をなげかける姿勢を常に持つ
(3)畳みかけるような軽快な文章とする
◇一つの文章が短くする(箇条書きを用いる等)
⇒採点者には答案を理解しなければならない理由はなく、理解しやすい文章を書く
義務が受験者側にあるだけ
(4)主語は何かを考えて書く
(5)肯定的な表現を使って書く
(6)「である」体を使う
(7)接続詞の達人になる
2.問題を書き出す前の思考フロー
(1)問題文を何度も読み、意図を図る
(2)問題が出題された背景を考える
(3)問題で求められれている解答ポイントを検討する
(4)関係するキーワードを洗い出す
(5)項目タイトルと答案の構成案を作る
(6)決定した項目タイトルと問題文の再確認をする
(7)論文を書きだす